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能登牛インタビュー

卸・加工業者に聞く

卸・加工業者にお話を伺いました。

能登の風土が育てた良質の牛肉を全国にもっとアピールしたい

寺岡畜産グループ 代表取締役  寺岡 才治さん

 わたしたち卸業者から見た能登牛は、全国ブランドの黒毛和種と比較しても決して遜色ない肉質です。エサと血統と、環境、繁殖農家や肥育農家さんの愛情。これが能登牛の育成に書かせない条件ですが、とくに潮風を含んだ牧草と岩塩は能登牛の育成や品質にとてもいい作用をもたらします。

 ただ現状は、年間500頭余りしか市場に出ないので、いかんせん供給量が少ないのが残念ですが、生産関係者が北陸新幹線が開業する頃には現状の2倍、1,000頭を供給できる体制づくりを進めていますので、これからはもう少し食べていただける機会は増えるでしょう。

 わたしたちはできるだけ多くのレストランやお店に商品を卸し、より多くのお客様に食べていただく機会や場を提供することが最も大切な役割です。それには、和牛の商品開発を推し進め、どうしたらもっとたくさんのお客様に知っていただくか。

 例えば地元産の野菜やキノコを使った料理をはじめ小売業者の皆さんとタイアップしていろんな企画を検討中です。

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