能登牛を知る

能登牛とは
牧場の能登牛

能登の海と山に囲まれた美しい自然と風土の中で丹誠込めて育てられた牛

能登牛といっても、うまれは兵庫・鳥取・岡山。能登の海、山に囲まれた美しい自然の中で、農家が丹誠込めて育て上げた良質な牛のみが能登牛になります。

能登牛は、肉質のきめが細かく、脂肪が良質であることが特徴です。

能登牛肥育農家/下池外巳造さん

能登牛ってどう育てられているの?

肥育農家
有限会社 高浜牧場 取締役
下池 外巳造さん

能登牛の規格
能登牛のかたまり

能登の海と山に囲まれた美しい自然と風土の中で丹誠込めて育てられた牛

●黒毛和種(血統が明確であるもの)

●石川県内が最終飼養地であり、かつ飼養期間が最長

●肉質等級はA3以上またはB3以上 など

石川県内の生産から販売・流通に至る関係団体で構成する「能登名銘柄推進協議会」により定められた上記の基準を満たすものだけが能登牛として認定されます。

厳しい基準をクリアし、晴れて能登牛として認定された牛(肉)には証明書が発行されます。

証明書には牛の 認定番号、品種、規格等級、個体識別番号、飼養地 などが記載されています。

また私たち消費者が、安心して本物の能登牛を食べることができるように、本物の能登牛には能登牛シールが付与されます。

能登牛証明書/能登牛シール

能登牛証明書・能登牛シール

能登牛の歴史

先祖は加賀藩の製塩と薪炭搬出で活躍。ルーツは但馬牛に行きつく。

「能登牛(のとうし)」は、平成23年6月、世界農業遺産(※)に認定された、能登の美しい自然や素朴な風土によって丹誠込めて育てられています。能登牛のルーツは、一般的には、寛永3年(1627年)に加賀藩の三代藩主前田利常が、能登半島の外浦一帯に製塩業を推進、その製塩や薪炭を搬出する際に活躍した役牛を繁殖したのが始まりとされています。

全国ブランドに名を連ねる黒毛和牛の大半は、兵庫県や山陰地方などから仕入れた種牛がルーツになっています。能登牛は、明治25年(1892年)に兵庫県の但馬地方から仕入れた3頭の種雄牛がルーツで、大正13年(1924年)には鳥取県から8頭の牛を導入し、その後毎年計画的に導入した牛が、能登牛の元祖になったと考えられています。この頃は主に農耕用を目的とした四肢、前駆が屈強な牛が導入されていました。


※「世界農業遺産」とは国連食糧農業機関(FAO)が2002年に開始した 制度で、次世代へ継承すべき農法や生物多様性を持つ地域、 また農村景観などがある地域を対象に認定されます。 平成23年6月11日、石川県の「能登の里山里海」が 国内初となる「世界農業遺産」に認定されました。

能登牛のかたまり
能登牛のかたまり

 

石川県が兵庫県美方郡から種雄牛を1頭仕入れた昭和9年ころから、霜降りが入った上質な肉ができる資質型の兵庫系と、体が大きくなる体積型の鳥取系の和牛一代雑種の生産が奨励され、これが体積に富み、資質良好な和牛として高く評価されました。

現在の能登牛は、この和牛一代雑種にさらに兵庫系の雄牛を交配し、和牛の改良を目指したものがベースになっており、肉質のきめの細かい、良質のブランド和牛として高く評価されるまでになっています。

能登牛の出荷頭数と増産の取り組み

年間1,000頭を供給できる増産体制づくり

能登牛は出荷頭数が年間わずかに565頭(2010年度の出荷頭数)と少なく、ほぼ県内でしか流通していない状況です。

しかし肉質のきめが細かく、能登の美しい自然と潮風が吹く素朴な風土の中で育てられた能登牛を求める声は多く寄せられ、地元はもとより、全国にも供給できる体制が望まれています。

このため石川県では、現在の倍にあたる1,000頭を供給できる増産体制づくりを進めており、地元の肥育農家へのバックアップなど増産体制の充実に努めているところです。

牧場の能登牛
第9回全国和牛能力共進会「脂肪の質賞」受賞

オレイン酸がおいしさのひみつ

能登牛は和牛のオリンピックと呼ばれる「第9回全国和牛能力共進会」で脂肪に含まれるオレイン酸の含有量が最も多かったため「脂肪の質賞」を受賞しました。

牛肉のやわらかさや香りの良さは、脂肪酸中のオレイン酸が鍵で、含有量が多いほど、トロけるような食感が味わえるとされています。

また、オレイン酸には、血中の悪玉コレステロールを除いて、動脈硬化や心臓病、高血圧を予防する働きがあります。

牧場の能登牛